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2021/06/22

私立中学に入学して学習しなくなってしまった場合

中1教科書
中学で採用されているテキスト例

【1】私立中学入学後

中学受験後、春休み、入学式、中間テストなどが終わり、もうすぐ期末テストも終わる、という時期になりました。

あっという間に、もう夏休みですね。

この時期、せっかく苦労して私立中学へ入学したのに、肝心の勉強を全然しなくなってしまったという、おうちの方のため息といいますか、嘆きといいますか、このようなご相談を受けることがよくあります。

【2】私立中1あるある

私立中学1年生、いいですね!!いままで受験勉強を頑張ってきて、その分、我慢していた友達との遊びや、自分の時間を一生懸命楽しんでいます。
しかし、ちょっと待って下さい。もしかして、勉強を差し置いて遊んでしまっていませんか?

たしかに、友人関係を大切にすることや、自分のための時間を満喫する時間は、その後の人生において大切な役目を果たします。なので、中学1年生にとっては、これはとても大切な時間です。

しかし、ときどき、というか、毎年、といっていいほど、全く勉強しなくなってしまったという状態の生徒さんがいらっしゃいます。

めずらしいとおもいますか?

いえ、それほど珍しくはありません。

ほぼ毎年のように、一定の中学1年生は勉強しなくなっていることがあります。
よくそういった生徒さんが、おうちの人と一緒に(すこし嫌そうな感じで)夏休み前にご入塾されます。

それにしても、いったい、どうしてこういうことが起きてしまうのでしょうか。

【3】勉強をしなくなった原因

ここで、なぜ、せっかく入った私立中学で勉強をしなくなってしまったのか、という問題を掘り下げ、解決策を探っていこうと思います。

原因と考えられるもの

勉強しなくなってしまった原因と考えられるのは、以下の点が主だったところと思います。

  1. 自我の成長とスマホの過剰利用
  2. 中学受験後の影響
  3. 小学校と私立中学校の違いへの理解

1.自我の成長とスマホの過剰利用

自習室内観

12〜16歳くらいまでは、自我の形成のために、いろいろ試行錯誤する時期です。家族や友人との間でトラブルが起きたり、他者を好きになって悩んだり、自分の存在について過剰に自信をもったり、逆に自信を失ったりもします。これらは、その子が今まで生きてきた経緯を踏まえて、時間をかけて向き合っていく問題かと思いますので、塾は家族関係・学校関係から一歩引いた部分、あくまで第三者として、丁寧に接していくことくらいしかできないかと思います。

しかし、一つだけ気をつけていきたいことがあります。それは、スマートフォンの過剰な利用です。これは学習をしなくなる最大の原因であり問題と思います。

現在、どの中学でもスマートフォンの利用については注意喚起をしています。どう対処していくか、というのはそのご家庭やその子のパーソナリティにも関わり、かなり難しいのですが、これはしっかり考えて向き合うべき問題だと思います。

スマートフォンでのコミュニケーションや、ゲームの達成感から得られる楽しみは、中毒症状に近く、自身で使用をコントロールできない程になります。もし、あまりにコントロールできない場合は、取り上げるのですが、取り上げますと、禁断症状のような反応が出たりもして、とてもむずかしい問題になっていると思います。

そして、この問題が学習への弊害になっているケースがほとんどです。

この問題への解決策は、塾が「こうすればいいですよ」という形で提供することはできませんが、以下のようにして一緒に問題へ取り組んでいくことをしております。

  • 塾でマンツーマンの指導をする時間を増やす
  • 少しでもいいので塾の自習に来てもらう
  • ご家族の相談を聞いて、状況を把握しながら丁寧に生徒へ接する

とても弱い解決策かもしれませんが、その子その子の自由意志を尊重しながらも、なんとか少しずつ「今やるべきことはなにか」を考えてもらえるように働きかけていきます。

2.中学受験後の影響

つぎに、単純に勉強に疲れてしまっている、飽きている、ということが挙げられます。
中学受験のころは学校が終わってから、夜遅くまで塾や家で勉強し、週末にはテストを受けて、週半ばで結果をみて一喜一憂する。ときには悔し涙を流したり、家族で喜びを分かち合ったりもしたんじゃないかと思います。

そんなドラマチックな生活が終わり、本来ならゆっくり学習へ向き合うのですが、上記のスマホへ傾倒してしまったり、学校で楽しみすぎて家では疲れ果ててしまったり(それでもスマホは手放さずに見ている!)、という状態で、学習へ向き合えない、こんなふうになってしまってないでしょうか?

この場合、危険ゾーンへの判定基準は、学校の提出物と小テストの点数です。

もし学校の提出物を出さなかったり、小テストでの成績が良くなかったり、さらに定期試験の結果が良くなかったりしたら、早めに改善方向へ導いていく必要があります。中1の最初の段階で学習習慣を確立させるための努力を怠ると、その後も学習習慣が確立されず、高校でも改善されない場合は、高校もずっと最下層を進んでいかなければならなくなる恐れがあります。

学習塾ゴーズは私立中高一貫校対応の塾ですので、各私立中学の進度に合わせて授業をおこなっております。なので、上記のようなケースでは、主に学校の教科書や問題集、プリントを利用して、学習のフォローをしていきます。(もちろん発展的な内容をご希望の場合は、別カリキュラムを組んでいます)

具体的には、学校の課題を一緒に「きちんと」行ったり、学校で行われる小テストの勉強を一緒に「きちんと」行ったりしています。

勉強したくなくなってしまったお子様には、学校以外のことを塾で学習させるのは逆効果でもあります。たいてい「学校以外の学習をする余裕がない」とか「忙しい」という事になってしまいます。まずは学校内容をしっかり定着させていくことで、改善を目指します。

一般的な塾ですと、塾のテキストやカリキュラムに従って授業を行いますが、ゴーズでは、お子様が習っている単元について、
①ヒアリングをしながら、問題点を洗い出した上で、
②宿題や小テスト範囲を踏まえて授業を行っております。
そうしますと、学校の成績が少しずつ良くなっていきます。
そこからすこしずつ自分でも学習できるように、塾も手をはなしていきます。だんだん自分で学習ができるようになりますので、学習習慣が身についてきます。
このあたりから学習への自信もついてきて、順位も上がってく、というケースが良くあります。

かつて、ちょうどこれくらいの時期に、春日丘中学のお子様がご入塾されたときのことです。
「中学に入ったけれど、勉強が面白くない、学校も面白くない」といって入塾されたことがありました。上記のように授業を数ヶ月行った結果、成績が少しずつ上向き始め、いまでは高校で上位(グレ1)になっており、東大京大を目指すレベルにまで成績を上げています。もちろん、学校は楽しい!とのことです。

勉強をしなくなってしまった場合は、まずは学校内容を丁寧にやれるようにして、学校内での成果を積み重ねるサポートを塾で受けるというのが良いと思います。

3.小学校と私立中学校の違いへの理解

いままで、「小学校」の勉強といいますと、私立中学受験をしている生徒にとっては簡単な内容を学習するところ、という認識があったかもしれません。実際、中学受験専門塾で習う内容は小学校内容をより深く掘り下げていて学習量も膨大です。

そのため、小学校でのテストは、対策をすることもなく高得点を取れたし、提出物も短時間で終えていたこと思います。

しかし、学校は学校でも「私立中学校」ともなると、小学校とは全く違い、各先生たちや学校の進め方によってカスタマイズされた、6年後の受験を見据えた濃〜い内容になっている場合がほとんどです。

そこで、もし生徒たちが「私立中学校」の勉強を軽く見積もって授業を受けていますと、(小学校と同じ用に考えていますと)復習をせず、なんとなく聞いていればテストはできる、となってしまい、蓋を開けてみると、結構ひどいことになっている、ということがちょくちょくあります。

この場合は、お子様自身が、学習へマインドセット(思考様式=考え方)を変更していく必要があります。(場合によっていは、おうちの人も変更していく必要があるかもしれません。)

塾風景
塾外観

「メリハリ」が大切です!

中学受験では週毎のテストや、月1のテストが際限なく続く状況でしたが、中学に入ってからは、「定期試験2週間前は勉強する」「定期試験後は遊ぶ」という考え方をしていくように話しています。つまり、試験2週間前は引き締め中学受験時同様かそれ以上の勉強し、その後は緩め、遊ぶ時間をたっぷり取る、を繰り返していくことです。

とにかく大切なことは、普段は勉強もそこそこだけれど、「試験前は中学受験時と同様にモードを切り替えて学習を徹底する」という切り替えです。

具体的な対策としては、個別指導において、試験対策を行います。試験範囲を提出していただき、各学校の教科書や問題集、プリントを踏まえて、出題ポイントを抑えていきます。また、塾の宿題として、提出物の完遂やテスト範囲の学習をするよう管理をしていきます。さらに、対策期間として自習室利用を呼びかけています。

逆に、試験後は最低一週間はまったく授業を入れておりませんし、その後もゆっくりと授業をスタートしていきます。(実際学校も試験後は単元を止めて復習をしているところが多いです)

このように、試験前の集中を繰り返すことで、遊ぶこともきちんと経験しながら、学習習慣を確立していくようにしています。

まとめ

中学受験後の私立中学の学習については、少なからず学習につまずく科目が出てきたり、問題が発生したりする、ということは往々にしてあります。

学習塾ゴーズは、私立中学受験から、大学受験までカバーして個別指導を行っておりますが、なかでも私立中学生への対応に長けている部分があります。

まず、講師の大半が私立中高一貫校出身である点や、各私立中学への指導内容を熟知している講師がいる点です。
次に、傾聴と共感をすることで、各私立中学の進度と、生徒個々の学習状況を踏まえた上で、パーソナライズして授業を行っています。
そして、家庭内ではなかなか学習への話を聞かなくなってしまう年頃でもあるので、それを他者である塾講師が代わりに話しています。講師は担任制なので、メンター的な役割を担っていきます。

中学受験後の学習サポートをうまくしてあげることで、学習へのモチベーションが再燃し、継続的な学習習慣を確立していけると良いと思います。